シナリオ
どのルートもヒロインの可愛さが存分に現れたシナリオになっており大きな事件も無駄なシリアスも無く、ただただ2人のイチャイチャが見れます。
なので好きなヒロインほどニヤニヤと楽しめるかと。
本当余計な無駄シリアスが入らないのは素晴らしい。

ヒロインとのイチャイチャ以外で印象に残っているのは岬先輩のシナリオ。
特にデートで前作の舞台である美浜市に行った所とか。
ミハス通りやフルーティアなどおなじみの場所がちょっと登場したり
サケクマを妹に怒られながら大量に買ってるどこかの千夏さんのような人の話題が出たりとラブラブル好きにはニヤリとできるイベントでしたね。

他にも岬パパも非常に良いキャラをしていて色々と笑わせてもらいました。
主人公とノリが近く、主人公がパパになるとこんな感じなのかなとちょっと思ったり。
またヒロイン達の横の繋がりが弱めの今作でメインヒロイン勢全員の絡みが多いのもよかったです。

システム
分岐条件はFriendパートの会話部分による好感度。
会話を進め好感度上げていけば告白が出来るようになります。
攻略制限は特にありません。

そしてこのFriendパートの会話部分が今作の目玉の一つ。
ちょっとシステム的に懐かしく感じたら半分おっさんに足を踏み入れている気がしたりしなかったり。

目当てのヒロインに会いに行けば必ず会えるし、会話の内容次第で好感度が下がる事も無し。
会話のチョイスが悪くても途中で居なくなってしまう事も無いなど攻略自体は簡単。

しかし会話のバリエーションもかなり多く、ゆっくりプレイしても1周では1/3程度しか見れないかと。
カテゴリ内の会話を全て選択すると次の会話内容が表示されるので全部見るなら、たとえヒロインの受けが悪い会話でも選択していく必要があり。
会話のカテゴリはヒロインのイベントを通過する毎に更新されるので見たいカテゴリは積極的に選択していくことを推奨。

Friendパート期間もそこそこ長く普通にプレイしても6月入る前に告白まで行ける事もザラ。
それこそ公式の言うとおり、1人のヒロインを追っていくならどの会話でも適当に選択しても問題なし。
ただし告白手前までいったヒロインとは会話が出来なくなり告白すると6/30まで飛んでしまうので
日常会話を全部見たい人はギリギリまで告白しないのも1つの手です。

逆にバッドエンドを見るほうが難しく、意図的に最後まで告白しないとか4人均等にアプローチかけるとかしない限りバッドエンドにはならないかと。

また会話で良い選択肢のみを選んでいけば、2人同時はもちろん3人以上同時に告白手前まで行くことも可能。
まあ普通はそんなゲスプレイはしないだろうけど・・・

ただ、複数ヒロインのイベントを見ていないと発生していない修羅場というかヤキモチイベントが存在するのでそれらを見たい場合はある程度同時攻略も必要。
修羅場イベントは各ヒロインで特定のイベントを見ていることが発生条件。
理奈と陽茉莉なら理奈のプールイベントと陽茉莉の飯盒炊爨イベントを見ている等。
イベント自体は岬先輩以外の3人で理奈→陽茉莉、陽茉莉→理奈のようにヒロイン毎に双方向であるため全部で6種類。
2人を告白手前までいけるよう進めればおのずとどちらのイベントも見れるでしょう。

上述通り期間には余裕があるため、目当てのヒロインを告白手前で止めた状態から他ヒロインのイベントを進めても充分間に合います。

会話部分以外でも私服や髪型の変化など前作でも良かった点が引き継がれているのは嬉しい点。
ただ、今作では髪型や服装でアイキャッチが変化しないのがちょっと残念。

音楽
OPは「真里歌」さん、EDは「夏希美羽」さん。
爽やかなOPに、しっとりしたED。
OP、ED共にとても良い曲で聴けば聴くほど味がでます。

BGM曲数は25曲。
今回も各キャラのテーマ曲が2バージョンあるのが特徴。
なかなか良い曲揃いで特に「未来を描いて」がお気に入り。
お気に入り曲は「quantum jump」「二人だから」「theme of HIMARI Ver.FRIEND」「theme of RINA Ver.FRIEND」
「オレンジ色の空」「最後には長いキスを」「LOVER TO ...」「未来を描いて」
個人的キャラクター感想
皆原 陽茉莉
近くない距離の幼馴染な陽茉莉。
他のヒロイン勢が全員何だかんだと家事万能だったりスペック高いせいか残念な子に見えるがそこが可愛かったり。
いじって遊びたいw

また陽茉莉ルートで特に印象に残ったのは付き合い始めてからも周囲に幼馴染同士であることをあえて言わないシーン。
この時の幼馴染だから好きになったんだと思われたくないという台詞は今作のコンセプトを良く表しておりなかなか心に残りました。
ただそれでいて前半のかくれんぼイベントの時とかにはさりげなく幼馴染だからこその近さを出してきたりと中々にニクイ展開をしていましたね。
望月 理奈
今作で一番好きなのは理奈。
付き合いだしてからの依存気味とも言える甘えっぷりがいい!
こういう甘えてくる子好きですわー
また今作で唯一最初から友達と言う事もあり、友達から恋人の流れが自然だった気がします。
柊 ゆずゆ
付き合いだしてから最も印象が変わったのはゆずゆ。
変わったというよりは本来の姿が出てきたというべきか。
本当デレデレの可愛いさ全開でギャップで言えば今作ナンバー1ですね。
沢渡 岬
高嶺の花である先輩。
でも本当は・・・普通に可愛くちょっと変で面白い人でしたw


それにしても他のヒロインを追っていくと本当に岬先輩は出番ないなあ・・・
最後に岬先輩攻略するまで雑誌でモデルやってるCG以外、立ち絵すら見たこと無かったよ。。
しかも序盤に他のヒロインと平行で追っていくと途中で会話選択できなくなるしね。
総評
これだよ、この壁を殴りたくなるような甘さを求めていた。
いやー良いイチャイチャだった。
ただ同じイチャイチャゲーではあるけどラブラブルとは似て非なる物なのでラブラブルが好きだからフレラバが合うかというと一概にそうは言えない。
逆もまた然り。
大雑把に言えば最初からヒロインに好意を寄せられているかと自分の行動でヒロインを好きにさせるかの違い。
個人的な好みで言えばコンセプト的な点でラブラブルのが好きではある。
が、今作も充分満足出来ました。

序盤のFriendパートは会話を選択していくのを楽しいと感じるか面倒くさいと感じるかで好みが分かれそう。
TLS系の会話システムが好きで、こういう何でもない会話を見ているのが大好きな管理人には素晴らしいシステムでした。

自分から動かなければ本当に何も起こらないのでヒロインに攻略されるのではなくヒロインを攻略したい人にオススメ。

・・・しかしフレラバといいラブリケ2といい今年の作品は微妙にリアルの日付と被っているのが何とも言えない鬱さを呼んでくるね。。。

シナリオ:15 システム:18 キャラ:17 CG:17 サウンド:17  84点 A+レベル  
お気に入りキャラ:望月 理奈 まさに友達から恋人へ

作品情報
関連商品
パッケージ画像
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発売日
2013-06-28
メーカーHP
SMEE

 

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