シナリオ
FDっぽく見えるけど普通に続編ですね。
それぞれの夢が混ざり合った夢の世界なので全員が本編各ルートEDまでの記憶を持っており、ある意味本編以上にヒロインたちとの関係が凄い事にw
そして普通に全員攻略済み扱いなのだから当たり前と言えば当たり前なのだが全員が最初から好感度MAXなので完全にハーレム状態ですw

時系列的には本編の有子EDの前と後の話という印象。
有子が今回のメインなので基本的には有子を中心に進んでいきます。
本編では後半にしか出番が無く他ヒロインに比べると印象が薄かった有子ですが、思っていたよりも全然可愛かったです。


今作の大半の話は本編日常の雰囲気をそのままにそこに有子が加わっている感じで
個人的にあのヒロイン勢3人や朝日達とのやり取りや雰囲気は結構好きだったのですが、そこに有子が加わった今回はより良く感じましたね。
ただ夢の世界の話ではあるけど本編にあった何が起こるか分からない感じは薄くなっているので
そちらの方面を期待すると若干退屈に感じるかもしれません。


あとエロシーンの配置が最初のED後の第4ブロック(ハピメアルート)に固まっているのがややバランス悪いか。
実質ハピメアルートは殆ど各扉でエロシーン回収みたいになっているのがちょっと勿体無かったかなあ。
本編の夢の欠片集めの際にもう少し入れても良かった気が。
システム
選択肢は全てEDの分岐のみ。
散らばった夢の欠片を集めるという前提があるので中盤はそれぞれのショートストーリーを選びながら進む形になっており
基本的に1本道なので迷うことはありません。

ただショートストーリーの選択はある程度自由に選べるが一部続き物になっている話があり
開放タイミングによっては話の途中を選択出来る場合もあるので上から順番に進めるのがオススメ。

システム面は本編と同様の仕様なので特に言うことも無い位快適です。
音楽
OPは「橋本みゆき」さん、EDは「浅葉リオ」さんと「美月琴音」さん。
本編は比較的暗めのボーカル曲が多かったが今作では作品の雰囲気に合わせて明るめのボーカル曲もあり。
本編のOPはさほど好きではなかったが今作OP曲の「幻想楼閣」はとても気に入りました。

BGMは本編の曲に加え数曲新しい曲があります。
総評
有子(有栖)、舞亜に関しては結構満足のいく出来。
特にハピメアルートの舞亜EDは最後のCGがとても良かったです。
有子の2つ目のエピローグもタイトルの使い方含め良い感じの終わり方だったと。
ただ他3人に関しては一応ハピメアルートにエピローグらしきものがあるとは言え結局夢の世界での話なのであまりスッキリしない感じ。
どちらかというと本編の各EDの方がありえたかもしれない他の世界線の可能性という雰囲気がするかな。
基本的には有子のための話という事を頭に置いておいた方が良いですね。

なので本編の雰囲気、特に日常部分が好きな人や本編で有子が気になっていた人にオススメ。
シナリオ:16 システム:18 キャラ:17 CG:16 サウンド:16  83点 A+レベル  
お気に入りキャラ:蓮乃 咲 現実世界でも幸せになって欲しい

作品情報
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パッケージ画像
※クリックで拡大します

発売日
2014-02-28
メーカーHP
パープルソフトウェア

 

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