シナリオ
共通も結構長いうえ、説明が多くテキストが読みづらく慣れるまで少し大変かも
寮に人が集まりだしてからはテンポがよくなった感じです。
特に共通の長さは星メモほどではないが2周目以降個別までフルスキップするとかなり時間がかかります。
個別で言うと今作のメインでもある真紅ルートが1つ飛びぬけている感じ。
また、真紅ルート後は他のルートの見方が変わるかも。
真紅ルートのみロックが掛かっており他4人クリア後に開放。
真紅以外では加奈、澪が比較的長く、鏡、つかさはその半分程度しかないなどキャラによって大分差があります。

以下個別感想。
しょうがないとは言え最初に各ルートやったときの印象と真紅ルートでセカイの設定を聞いた後ではやはり感じる印象が変わりますね。
時間があるなら加奈、澪はもう一度個別やり直したいくらいです。

加奈ルートは加奈はもちろん、白や蓮、蓮也にあゆむなどいろいろなキャラが絡むルート
白や蓮のシーンなどちょっと感動できる部分もあったり春、夏、秋など他のセカイも多く出てきたりと1番ボリュームがありました。
泣かない事に意味があったとはちょっと驚き、そしてこのルートやると蝶が怖く見える。。

というのが最初の印象。

真紅ルート後は元のセカイでの絡みも多かったから設定も多くボリュームもあるのかなと考えたり。
あと「いろとりどりのセカイ」は最初に夏休みまでの設定と大まかなあらすじのみを考えたと真紅ルートで言っているが、どこまでが加奈の設定なのだろうか?
異世界に迷い込むところ?蟲に巣くわれるところ?
全てが設定通りだとしたら加奈の境遇がキツすぎるだろ・・・
あくまで真紅の望みを最優先。その結果、他の4人の願いを叶えていくよう設定しているからそのあたり気にしていないと言われたらそれまでなんですけどね。。
ちなみにこれは澪にも言えることです。

澪ルートはまず序盤のギャルゲープレイイベントでニヤニヤしましたね。
あそこの澪がCG含め可愛くてヤバイ。
しかし終わり方がハッピーエンドに見えないのがマイナス。
あそこまでいったらご都合主義でも何でも良いので指輪の力でこちらのセカイに来れましたくらいやって欲しかった。
更に言えば、澪が向こうのセカイに行ってからの澪視点での描写が欲しかったかも。
向こうで両親やもう一人の澪とどういう会話したのかとか気になる・・・エピローグまで数年間あっただけに余計に。

それにしても、とおるは何であんな能力者設定にしたんだろ?
元のセカイではとおるに会っていない筈だから鈴もしくは真紅の会話から考えたんだろうけど・・・
あれじゃ澪が辛い・・・
加奈同様、真紅の望み最優先で願いを叶えるためのまさに設定ということなのですかね?

鏡ルートは敷島家の話が中心・・・なんだろうけど印象に残っているのは学園生活体験部分w
鏡の制服CGがやけに可愛かったですよ。
加奈ルートの後にやったのでシスコン兄貴含め流れが分かりやすかったかも。

つかさルートは殆どお金稼ぎのイメージしかない。。
このシナリオは必要とされている金額が明確に分からないため、どうもイメージしづらかった。
特にラストの足りない分が途方もない金額で桁を間違えていたと言われてきた事もあり
数千万くらいかなと思いきや、商店街1日の売り上げだけで余るというのがちょっと?ってなった。
まあこれは単純に俺のイメージがおかしかっただけだと思うけど。

鏡、つかさルートは他に比べ短いけど、元のセカイで鏡、つかさには会っていない為、設定が少なくなったと考えると短いのも納得できるかも。

ラストの真紅ルートですが、悠馬、真紅の正体、今までのセカイの謎など全て解き明かされ
そのせいで今までの4ルートは舞台を整えるための前座にすら見えてきます。
まあ実際はあちらはあちらでそれぞれ1つのセカイとして完結しているし不必要かと言われたら絶対必要なんですが。
本当に全ての始まりとなった真紅との恋ですが、最後のデートとかいろいろもどかしかったですね。
あんなギリギリの状況ではなく、全てが終わった状態でのデートも見てみたかった。

真紅はもちろんですが個人的には妹の藍の印象も強いです。
本当ならあんな理由で連れ去られたのだから本物の悠馬みたいな反応が普通だと思うんですが、普通に話してくれるしあれだけのポジティブな考え。
管理人交代の所とかはまさに神のように見えました。
藍にもぜひ幸せになってもらいたいものですよ。

当然と言えば当然ですが、終わり方もこのルートが1番綺麗。
最後に描かれた、優しい「いろとりどりのセカイ」は素敵でした。
きっとあのセカイでは真紅を含めみんなが夢を叶えられるのだろうと思うと単純に良かったなと思えます。

シナリオ個人的評価
真紅>>>加奈>鏡>澪>>つかさ

システム
選択肢のみの分岐。
序盤に数はそこそこあるが分岐に関連する選択肢があるが重要な選択肢は10話しかないので
1周目で他の選択肢を網羅しておけば2周目以降10話スタートで省略するのがオススメ。
ルートロックは真紅のみ。
他の4人クリア後にルート開放されます。

システム面も一通り必要な物は揃っているため特に不足は無く。
演出面で言えば星メモであった
エピローグが終わる時にヒロインの台詞と共にフェードアウトしていく演出が無くなったのが少し残念。
あの終わり方個人的に凄く好きだったんだけどな・・・

あと一度真紅ルートまで入ると以降始めから選択時に共通全話と各ヒロインの個別ルート最初に飛べる仕様はあるのだが
どうせなら1人クリア時点で共通の好きな所から始められるようにして欲しかったかな。
音楽
OPと真紅ルート以外のEDは「riya」さん、真紅ルートEDは「澤田なつ」さん。
OP、ED2曲共に良曲でボーカル曲はどれも良かったです。

BGM曲数は42
曲。
曲数は結構多めで、 場面場面に合った曲が揃っています。
ですが、曲数が多めの割には印象に残る曲は少なかったかも?ボーカル曲はどれも良かっただけにちょっともったいない。
お気に入り曲は「アレセイア」「君に逢えたから」「サンクチュアリ」「夏色時間」「Twilight scene」「鏡の国のアリス?」「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」「月花愁色」
個人的キャラクター感想
二階堂 真紅
真紅は日記書くときのCGとか可愛くてしょうがない。
シナリオ上イチャイチャが少ないのが少し残念。
エピローグ後の幸せな姿がもっと見たかった。
観波 加奈
最初はアホで残念な子だと思っていたんですが、慣れるとそれが可愛く見えてくる不思議。
ちなみに管理人はお下げより髪は下ろしているほうが好きです。
如月 澪
今作で1番好きなのはやはり澪。
個別最初のギャルゲープレイイベントではニヤニヤしっぱなしでしたw
そしてたとえ何があっても澪は幼なじみですよ。
特に小さな頃から好きだったという台詞は全ての事実を知った後だと通常よりも深く感じれるのがまた良いですね。
ただそれだけにバッド気味な終わり方だけが非常に残念。

東峰 つかさ
マーガレットスフィアでも思ったけど、こういうちょっとアホな元気系の後輩ってあんま好きじゃないんだよね・・・
後輩キャラ自体は決して嫌いじゃないんだが。。
敷島 鏡
プレイ後1番評価が変わったのが鏡。
シナリオの内容自体は薄いですが、学園生活体験部分は制服姿が可愛かったし非常に面白かった。
エピローグのCGとかもかなりお気に入り。
一緒に聖地アキハバラ行きたいです。
総評
CGというかセカイそのものが優しく綺麗な感じがする作品でした。
納得できた部分が半分、出来ない部分が半分と言ったところかな。
真紅ゲーではあるんだけど、これはいろいろラストで評価が分かれそうな感じ。

「いろとりどりのセカイ」というタイトルも単にいくつものセカイがあるという意味だけではなかったですし。
真紅ルートだけ見れば終わった後にスッキリした気分なのですが、他まで考えると少し気になりました。

そして万人に薦められるかと言うと非常に難しい。
長い共通に序盤のテキストしかり、真紅ルートで明かされる設定なども好みが分かれる要素。
前者は体験版やればある程度分かるのでそこで合うかどうか確認した方がよいかも。
でも真紅ルートありきの話なのでやるならぜひラストの真紅ルートまでやるべきですね。

シナリオ:16 システム:14 キャラ:16 CG:17 サウンド:17  80点 A+レベル  
お気に入りキャラ:如月 澪 宣言でも何でも幼なじみは幼なじみ

作品情報
関連商品
パッケージ画像
※クリックで拡大します
発売日
2011-7-29
メーカーHP
フェイバリット

 

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