シナリオ独特の世界観や独自の用語などがありますが前作「フェイクアズール・アーコロジー」をプレイしていれば
アーコロジー含む世界観や5thスターレインなどの事前情報が入っているためかなり入りやすいです。
もちろんプレイしていなくてもTIPSや3分間ハッキングなど別途に説明があるので問題は無いかと。シナリオ全体としては共通6話に個別が1話。
もちろん1話の長さは同じではないため数字ほどの差は無いとは言えそれでも共通長めで個別はやや短め。
共通部分では青い少女に関わる1つの事件が終わるまで進み内容的にも、一瞬セルリアルートに入っているんじゃないかと思うくらいでした。
初回セルリア狙いで進めていたからてっきり6話とかもう個別に入っているものだと・・・また共通部分ではサイドストーリーを選択していく形になり個別のヒロインとの話から前作でもあったガールズトーク的な掛け合い等もあり。
主人公含めクセのあるキャラが多いせいか全体的にキャラの掛け合いは面白かったです。
個別ルートは何と言ってもアズライトルートが熱い。
バッドエンド含む全EDを見ないと開放されない最終ルートということもあり、全ルートクリア前提での内容になっています。
メインであるアズライトが実は1番目立たないんじゃないかと言う位ヒロイン全員に見せ場があり特にセルリアは自身のルート以上に見せ場がありましたね。そして何より終盤がフェイクアズール・アーコロジー」をプレイした人にとってはたまらない展開過ぎてヤバイ。
前作OP「アンリミテッド」のアレンジが流れる一連の展開は登場キャラも相まって鳥肌が立ちました。
その他の個別に関しては舞台がアーコロジーという閉鎖空間なせいもあるけど
どのルートも基本的に大本の原因が同じなため最終的な目的が同じなのは若干勿体無かったか。
もちろんヒロインによって事件への対処方法や手順が違うし終盤はどのルートも熱いから
そこまでワンパターンでは無いけど、一人くらいもう少し違った展開があっても良かったかも。以下ネタバレのため反転
アズライトルート後半でまさかのヴァイス・リンドヴルム登場
さらに挿入歌「アンリミテッド」と共に「千尋」や「ノエル」まで登場したのは前作好きだったとしてはとても燃える展開でした。
今作でもまさか空を飛ぶとは思いませんでしたよ。
でも折角ならレティも登場して欲しかったなとは思いましたがw
さらにアズライトルートのEDは前作グランドエピローグのラストを意識した作りになっており
ラストCGも構図がほぼ同じで前作では主人公が手を受け取る側だったが、今作では主人公が手を出す側になっていたのが作品の方向性を表していて印象的でした。
そしてどちらもラストが「――何処までも行ける、世界の入り口だった!」というのもニクイですね。シナリオ個人的評価
アズライト>>>>ノイエ>セルリア>瑠璃 システム マップ選択で各ヒロインのサイドストーリーを選択していく事により分岐。
目当てのヒロインを選択していくだけなので簡単ですが、基本的に全部選択しないとバッドエンドになるので浮気は厳禁。
攻略制限はアズライトのみ。
アズライト以外の全ヒロインのEDとバッドエンドを見た後に開放されます。
演出面も前作に比べ進化しており、立ち絵の目パチや飛び交う構造体、アートなど画面内での動きがかなり良くなっていました。
それ以外にも全体的に動きがあり前作のフライトシーンをぜひ今作の演出でやって欲しかった。。。
そして前作でもあった本編外での説明要素は今作でも健在
まず各種用語の説明が記載されているTIPS
コレがあるおかげで本編で見知らぬ用語が出ても安心。
このアクアリウス内での使われ方もちゃんと説明されています。
そして前作で言うところの「フェイクアズール・アーカイブ」にあたる「アズライトの3分間ハッキング」
本編とは違う軽いノリで様々な事柄の説明をしてくれるので楽しみながら世界観や用語を理解できる良い演出です。
ただちょっと勿体無かったのは、その大半が体験版の範囲で出ていたこと。
後半に入ってからももう少し項目の追加が欲しかったかな。 音楽 OPは「霜月はるか」さん、挿入歌は「海原エレナ」さん、EDは「真理絵」さん
やはりOPが格好良くて好きですね。
BGM曲数は30曲。
コミカルな曲から戦闘時の格好良い曲まで幅広くあります。
お気に入り曲は「Fractale Sequenue」「アンリミテッド - Lost azurlite Version -」「アクアリウス」「不明瞭なドキュメント」
「Antibody Code」「Fractale Sequenue-4x4ElectRockMix」「アズライトの3分間ハッキング」 個人的キャラクター感想 アズライト シナリオの内容や展開的に間違いなく今作のメインヒロインだし可愛い事は可愛いのだけど
青い少女だったりソアだったりと色々あったせいかシナリオの濃さに比べるとアズライト自身の印象はイマイチ薄いかも。
個人的には青い少女もソアも結構好きだったり。
オールクリア後の3分間ハッキングで本当の名前が分かるところは良かったけどね。
あとは体操着だ触手だとシーン数が4あるのに現実世界でまともなエロが無かったのが心残り セルリア セレスタイト 今作で1番好きなのは可愛くも格好良いセルリア。
普通じゃない力の持ち主ばかりなヒロインの中では1番普通なのですが自身のルート後半やアズライトルートでは大きな見せ場があり存在感は抜群。
最初から最後まで出番が多く、主に日常シーンでは中心に居るためアズライト以上に印象に残りましたね。 竜胆 瑠璃 アクアリウス内で人気の歌手にしてお姉ちゃん。
悪くは無いのだけど共通などではセルリアやノイエの影に隠れてしまった感が。
個別では歌を使った演出などもありハッピーエンドではあるのだが、唯一青い少女へ根本的な対処ができていなかったのもちょっと引っかかる。
セルリア、ノイエの順で進めたせいという事もあるのだが、他2ルートに比べるとややスッキリしなかったか。 ノイエブラウ・T・ミラー 前作プレイ済みの人にはニヤリと出来る要素満載のノイエ
能力的には結構なチートスペックなので格好良く活躍するシーンもある傍ら日常シーンではセルリアに弄られる姿が可愛いといういろいろオイシイキャラ。
途中から蒼司への呼び方が先輩呼びに変わったのは個人的にとても良い感じでした。
前作のレティやノエルの妹という事もあり、ノイエとの会話には前作に出てきた地名や名前などがちょくちょく登場。
レティと千尋が恋人なので時系列としてはレティED後の話になるのかな?
でも莉音にも未練があるような会話もあったし細かいところは分からないですね。 総評 前作が好きだったので今作も期待していたのですがとても楽しめました。
話の内容としては公式でアナウンスされている通り「フェイクアズール・アーコロジー」をプレイしていなくても
大筋では問題無いけどプレイ済みだとやはりラストの盛り上がり含め細かいところで楽しめますね。空を飛ぶことが主目的だった前作と異なり今作は主人公がハッカーという事もありサイバー寄りな話ですが
前作と同じ世界観なのでその世界観が好きな人には今作も楽しめると思います。
今作から入る人でも体験版で充分世界観を知る事ができるのでまずはそちらで合うかを見てみると良いでしょう。 シナリオ:17 システム:17 キャラ:15 CG:16 サウンド:16 81点 A+レベル お気に入りキャラ:セルリア セレスタイト 格好良くもお茶目なお嬢様