シナリオ シナリオはほぼ固定で
共通→都→美羽→つばめ→さくら→桜
さくらと桜シナリオはつばめルートの続きになっており実質長いつばめAfterみたいな形。
前作プレイ済みの人は千紗ルートと同じと考えれば分かりやすいかと。
そして桜シナリオでグランドED後、サブの奏と瀬利華ルートが開放、最後にすみれルートが開放になります。真相が判明するのが後半のため、序盤の都、美羽シナリオは最初と真相判明後で大分印象が変わる印象。
おまけシナリオでも良いので都と美羽はAfterが欲しかったところです。
各個別について
都ルートは地球に残す側のシナリオ。
宇宙へ行く手段がかなり強引で時期的に怪しい感じもするが、それ以外は良い話。
EDは初見だと未来に続く終わり方に見えるがやっぱり残してきた皆が死ぬと思ってしまいスッキリしない感じ。
ただ真相判明後は普通に桜シナリオのように地球に帰還するのかなあと思えばまあハッピーエンドだね。
宇宙船にはトコシエの技術もあるから都との子供もトコシエになるし家族揃って帰還してめー達と再会といったところかな。美羽ルートは都とは逆に残る側のシナリオ。
死に肯定的だった美羽の成長が1番の見所で後半、特にラストの美羽はとても良いです。
EDは初見だと一緒に死ぬけどある意味綺麗な終わり方。
最後の打ち返す音が印象的でした。真相判明後もEDの表現が曖昧なので本当に回避したのかがわからないけど仮に回避したとしたら普通に最後まで美羽と一緒にいるのかねえ。
ただ美羽がトコシエじゃない以上必ず別れは来るがそれはそれで見て見たかったかも。
つばめルートは先にまだまだつながるけど、このルートだけで見ると終わり方は結構切ない感じ。
ただ、あくまでも通過点という感じでその後すぐにさくらシナリオになるのでちょっと拍子抜けするけど。
序盤にいろいろ乗り越えちゃう都や元々死に肯定的な美羽に比べ死に対して1番普通の反応だったのはつばめでした。
普通は自分がもうすぐ死ぬって分かったら生きたいって反応になるよねえ。さくらシナリオは名前の通りさくらの過去がメインのシナリオ。
隕石はもちろん、トコシエやエリクスなど色々な真相が分かりここを読み終わると他のシナリオの印象が変わりますね。
さくら、すみれが並んでいるここのタイトルの背景が1番綺麗で好きです。
桜シナリオは全て終わりグランドEDに進むシナリオ。
数十年単位でポンポン月日が経つので生活部の部員の名前が出ないと一瞬今が何時なのか分からなくなることがあったり。。
卒業式に桜を植えるところなど良いシーンも多数あり綺麗に終わってたけど短いうえに少しあっさりしていたかなあ。
まあこれ以上どうするかって言われたら何も思いつかないですが・・・
奏、瀬利華ルートはメインルートほどの長さは無いけど思ってた以上にしっかり作られておりキャラの魅力がちゃんと出ていたのは好印象。
ルート開放順的にグランドEDの後になるので安心して見れるけどその反面
隕石がぶつからないのが分かっているため緊迫感が感じられなくなるのが悩ましいところ。
すみれルートは内容はさくらの補完もかねつつEDに子供を出すのはずるいですよ。。
またED時点で全キャラが地球に居るのはこのEDだけだしね。
ただラストに相応しくないとは言わないけどグランドEDよりも後に来る構成は少し疑問でした。 システム シナリオは下記の順番で開放。
共通→都→美羽→つばめ→さくら→桜→奏or瀬利華→すみれ
シナリオを進めるごとに選択が増えていき美羽、つばめは共通ルートから分岐。
奏は都、瀬利華は美羽、すみれはつばめシナリオからそれぞれ分岐します。
基本1本道なので攻略は実質無いようなもの。
そして前作で画期的だったシナリオプレイヤーは今作も健在。
相変わらずの便利さで行くも戻る自由自在。
セーブ要らずですし本当便利です。
またパッチダウンロード機能もあり
さらにAQUA同様おまけシナリオも10枠あるし今後も期待できそう。
演出面では今作は背景がとても綺麗で特に今作の象徴にもなっている桜の描写は凄いです。 音楽 1stOPとEDは「月子」さん、2ndOPが「侑樹 -yuki-」さん。
あと挿入歌というわけでもないですがつばめの歌う「美春音頭」という曲があります。
1stOPとEDは良い曲で特に 1stOP曲「Forget to prime」は
歌詞の「桜が桜という花で在り続けるには枯れてく姿さえも輝いてると忘れない様に」が本当良く作品を表していると思います。
2ndOPも曲は良いのですがボーカルが聞き取りにくいのがイマイチ。
つばめのバイトシーンで流れる「美春音頭」は何回も聞くと結構クセになる魅力がありますね。BGM曲数は37曲。
曲数は多いけど前作に比べるとイマイチ印象に残らなかったかな。
お気に入り曲は「Forget to prime」「春と奇跡」「美春音頭」「Forget to prime -Piano Solo-」「太陽色の菜の花」「朝を生きる」「春色桜色」 個人的キャラクター感想 春野 つばめ つばめは幼なじみとしては可愛いのだが烏丸姉妹が可愛すぎるし
美羽や部長と言った濃いキャラも揃っているせいかイマイチ印象が薄くなっている気がする。。
シナリオ的には1番優遇されているはずなんだけどねえ。 烏丸 都 半分寝ながら行動できたりバイクでぶっ飛ばしたりと普段とのギャップが素敵な都。
実はあれ寝ながらバイク乗ってたりするのかな?
ビジュアル的にも正統派というかメインの風格が漂う。
攻略順が1番最初ということもありED後の突っ込んだ話も見たかったね。 湊 美羽 エロゲーマー美羽。
やはり美羽は後半の依存に近い甘えっぷりとそこからの成長が素敵ですね。
後は2回目のエロシーンには笑わせてもらいました。
エロゲのパッケージを使うとは上級者過ぎるだろwwしかもAQUAだしw
烏丸 奏 姉に負けず劣らず可愛い奏。
いろいろと犯罪っぽい感じがしたのはきっと気のせいw
烏丸姉妹は本当どちらも可愛いですよ。 天使突抜 瀬利華 天使ちゃんこと会長。
最初はただの鬱陶しいエセお嬢様だけど個別入ると思っていた以上に良い子でとたんに可愛くなりました。
今作はサブ勢もシナリオがそこそこ充実しているのが良い感じ。
美羽と並んで個別で印象が大きく変わった一人です。 白鷹 すみれ 自由気ままで下ネタも日常茶飯事な部長。
「今日は地球が生まれてから、一番にぎやかな日になる!」は後になればなるほど重く響いてくる良い台詞ですね。
生活部メンバーとのやり取りはもちろん、さくらとのやり取りも先を知れば知るほど深みがあって良い感じです。 総評 体験版を最後までプレイした人はもちろん、前作AQUAをプレイ済みの人も何となく分かるでしょうがただのまったり田舎系作品ではないです。
大まかに分けるなら死生観がメインの終末物。
HPの情報だけ見ると全く分からないですけどね。
事故や自殺では死んでしまうが寿命や病気では死ぬことが無くなり、生きることについてあまり考えなくなった世界で避けられない死に直面した時
改めて生きることについて考えるというのがメインテーマ。
寿命や病気で死ぬことが無くなり半永久的に生きられる世界、人類の理想ではあるけど怖くも感じられますね。
何かいろいろと考えさせられることが多い作品でした。
アイキャッチで滅亡までのカウントダウンが入るものの序盤はもちろん中盤以降も日常を中心に比較的緩やかに進むため
死に直面した人間同士のドロドロしたやり取りやパニックになっている様子などはほぼ無く
あくまでもヒロインたちがどのように生きていくかがメインなのでそういう方面では期待しない方が吉。
体験版で序盤の日常部分を感じつつラストを見て先が気になるようならプレイして見ると良いのでは無いでしょうか? シナリオ:17 システム:18 キャラ:17 CG:16 サウンド:14 82点 A+レベル お気に入りキャラ烏丸 都:生活部で弄られている姿が可愛い
烏丸 奏:守ってあげたくなる子です
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※クリックで拡大します 発売日 2012-8-24 メーカーHP