|
|
しかし個別に入るとキャラというかライターによって大分差がある感じです。
杏奈、朱音ルートはこの作品の雰囲気にも合ったイチャイチャラブラブ全開なルート。
キャラの良さも最大限引き出されており、ニヤニヤできました。
杏奈ルートでは恋愛授業や恋咲き祭りなど懐かしい話題が出てきて過去作プレイしている人にはニヤリとできたり。胡桃ルートは何と言うか可も無く不可も無くという感じであまり印象に残らない。
終わり方もなんか中途半端な感じだったし・・・
別に悪いわけではないんだが、もう少し胡桃がデレても良かったような。。
ひな、愛ルートはどちらも他3人に比べ、個別ルートがかなり疑問な展開です。
実妹のひな、生まれた時から一緒の幼なじみである愛と2人とも非常に近い存在であるため、
恋愛に発展するのが遅いのは分からなくはないとは言えいろいろ引っ張りすぎ。ひなルートは後半の展開はそれなりに良いのですが個別序盤〜中盤にかけてが結構しんどい。
実妹との恋愛話自体を否定する気は当然無いですが、この作品の雰囲気的に言えば無いです。
いっそ開き直ってくれた方が全然良かったのに。
HOOK系の作品で実妹をしっかり扱うのはやはりなんか違うなと思いました。
管理人はひなのキャラ自体あんまり好きじゃなかったけど、ひな好きの人はこの展開で良いと思えるんですかね？愛ルートは序盤こそ夫婦並の近さですが、中盤の芸能界絡みの展開がいらないとしか。
正直この手のネタもこの作品の雰囲気に合っていないです。。。
また主人公が思考停止レベルで鈍感なため告白までが非常に遅く、
シナリオ自体の長さが違うので一概に比較は出来ないのだがチャプター数で言えば16とひな以外のヒロインはEDに入っている位置でしょこれ。
せめて愛と同時期くらいに意識し始めてればまだマシなんだけど。。
共通、個別序盤で恋人以上の近さを見せているとは言え恋人になってからの描写が少ないのは残念すぎる。
シナリオ個人的評価
杏奈＝朱音＞＞＞胡桃＞＞＞ひな＞愛
狙っているキャラクターだけを選択していくだけなので簡単だが1回でも別のキャラクターを選択するとバッドエンドに行く点だけは注意。
HOOK作品と言えば毎回変わった演出を入れてきますが、今作ではガーリートーキングという演出があります。
まあ身も蓋も無い言い方をすれば、単にヒロイン視点での描写なのですが
それにあえて立ち絵や名前を出さず会話だけにする事でなかなか面白い演出になっていました。
この演出が生かされていたと思うのは朱音ルートとひなルート。
朱音ルートは朱音先輩の妄想全開具合が非常に面白く、ひなルートは寮生ヒロイン勢によるガールズトークが多くガーリートーキングという名に相応しい感じでした。
それ以外にも付属のパッチによるちょっとしたオマケなど、相変わらずHOOK作品は面白いですね。
OPは明るい感じで良い曲ですし挿入歌は曲もそうですがどのルートも流れるタイミングが抜群。
ボーカル曲はどちらも良い感じです。
EDにボーカル曲がありませんが姉妹ブランドSMEEの「ラブラブル」といい、次回作の「Strawberry Nauts」といい、HOOK系列は今後ED曲作らない方針なのかな？
BGM曲数は23曲。
曲数自体は普通ですが、雰囲気に合った良い曲がチラホラ。
特にEDにもなっている「私から貴方まで、私から貴方の為に」はかなり良い。
EDだけではなく、盛り上がる場面や重要な場面でも流れる良曲です。
お気に入り曲は「恋のレシピ」「いつかここで」「今日の午後の談笑」「憧れる貴方のためのワルツ」
「夕日と絵具の空」「私から貴方まで、私から貴方の為に」「あふれる気持ちに包まれるように」
もう共通の段階から距離が果てしなく近いのでニヤニヤできる事請け合い。
純平とは誕生日まで一緒ってまさに生まれた時から一緒とかもうね。（管理人も誕生日が一緒なので無駄にニヤニヤしたりｗ）
それだけに個別の出来が悔やまれる…
サブで見る分には笑えて良いですがヒロインとしてみた場合やはりこういうキャラは個人的に苦手ですね。
ヒロイン勢の中で唯一寮生ではないため、印象が薄かったりデレきる前にEDになってしまったりとちょっと可哀想な子。
ただの変人かと思いきや、とても一途な可愛い子でした。
ん〜ふ〜ふ〜がだんだんクセになってくるｗ
飛び級して留年という分かりづらい設定だけど同い年なんだよね。
厳しい寮長という姿とは裏腹にじつは妄想全開でマジ乙女な朱音先輩。
個別ルートの破壊力は抜群だったぜ・・・
フェンシング部のエースという話が何回も出てきているのにフェンシングの描写が一切無かったのが心残りと言えば心残り。
こんな寮生活や学園生活を送ってみたいです。
一部ルートが少しアレですがHOOKらしい演出も含めキャラゲーとしての安定感は健在。
キャラさえ気に入ればニヤニヤできる点があるはず。
初心者にもオススメしやすい作品ではないかと。