シナリオ
萌えゲーとして可も無く不可も無くという感じ。
えみりルートを除いては特に大きな問題も無く普通にヒロインとイチャイチャして終わります。
真夏に咲く桜とかメインっぽい設定はありますが結局大した意味もないし。
また個別ルートが短いせいかイチャラブゲーとしてもやや中途半端
ほとんどのヒロインは付き合いだすのと個別ルートに入るのがほぼ同時なので
どうせならもっと何も考えずイチャイチャしているだけでも良かったのに。
特にえみりルートは他の3ルートに比べるとだいぶ雰囲気が違う、単体のシナリオとしては良くも悪くも印象に残っているけど
他の3ルートが山らしい山も無かったので全体としてみれば明らかにこのルートだけ浮いている感じ。
最後に攻略したら余計にそう思うのかもしれないけど。

あと前作ほどではないが相変わらず会話の中にパロネタが多い。
多少混ざるくらいならいいけどここまで頻繁に入れるのはどうかと思う。

まあ主人公の扱いが良い分、前作よりはスムーズに進められたかも。
特に序盤は仲間内でワイワイやっている感じが良い雰囲気だったけど、個別に入っちゃうとそれが少なくなるのはちょっと残念。
システム
選択肢のみで分岐、攻略制限は無し。
数も少なくわかりやすいものばかりなので攻略は簡単。
それ以外は一通りのものは揃っています。
それほど長い話でもないのに選択肢スキップもあり。
演出面は前作に比べると地味だったかな。
音楽
OPが「榊原ゆい」さん
明るめの曲で雰囲気に合った良い曲です。
ただEDにボーカル曲が無いのは残念。
前作みたいにOP曲をそのまま流しても良かったのに…
BGMは全18曲
そこそこの曲数はあるのに驚くほど印象に残っていないのにびっくり。
お気に入り曲は「青空キッス」
個人的キャラクター感想
水森 明日夏
なかなかに良い幼なじみ。
ニヤニヤ出来るイベントが終盤に多かったので
他の3人に比べると恋人になるのが少し遅いのが勿体無かった。
五十鈴 えみり
個別ルートよりも他ルートの方が全然良いキャラしているのはどうよ?
共通や明日夏ルートではかなり良い味を出しているのに
自身のシナリオでものすごく損をしているキャラ。
本当、他のシナリオみたいに普通にイチャラブしてくれればそれで良かったのに…
新良城 紗々弥
可愛い先輩。
あまり先輩って感じはしなかったかな。
全体的に山の少ない今作において最も山の無いシナリオ。
個別開始時に恋人になってその後、本当ただイチャイチャしていた印象しかないです。
だがこういうのは好きなのでいっそ全員こんな感じでも個人的には良かった。
桐原 小枝
後輩キャラは個人的に好きな部類なのだが、なぜかこの子はイマイチ。
後輩としても妹キャラとしても中途半端だった気が。
シナリオも中途半端で特に大樹絡みの同じ展開を2回入れるのはどうなのかと思った。
総評
まあ無難といえば無難な作品。
飛びぬけた部分は無いけど飛びぬけて悪い部分も無い。
キャラやCGなどはなかなか良いので
前作同様初心者やキャラ萌えできればいいって人向きの作品。

個別も短めで共通も選択肢スキップがあるのでサクっとプレイするにはいいかも。
シナリオ:14 システム:16 キャラ:17 CG:17 サウンド:15  79点 Bレベル 
お気に入りキャラ:水森 明日夏 窓越しで会話するCGは欲しかった。

PCゲームレビューに戻る

inserted by FC2 system